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マジックマン武邦彦 

 ターフの魔術師と言われた武邦彦さんが亡くなった。ご存知武豊の父である。私のようなオールドファンにとっては、70年代に天才福永洋一と人気を二分した名人Jとして記憶に残る。私たちはタケクニと呼んでいた。数は勝つが、大レースには勝てないのが、競馬界の七不思議と言われた時期もあったが、1972年にアチーブスターで桜花賞を勝ってから花開いた。その後小さな厩舎に属しながら次々と名馬と出会い、一流騎手になった。当時一流関東馬に乗れる関西騎手はまれだったが、タケホープで菊花賞を、トウショウボーイで有馬記念、宝塚記念を勝利した。騎乗スタイルはソフトで繊細。長身を折り曲げ、流れるようにリズミカルだった。位置取りがうまく、一番とりたいポジションにいつの間にか居たというマジックマンだった。前述人気薄のアチーブスターやタカエノカオリなどの好騎乗も記憶に残るが、私が見事だと思ったのは、キタノカチドキの菊花賞だ。勝って当然と言われた強い馬だったが、本質はマイラーである。3000mをどう乗るのか、いつもより後ろから行っての折り合い重視。あの気の荒いカチドキをゆっくりと走らせて、徐々にポジションを上げ、ギリギリ距離を持たせた。杉本アナの名実況も懐かしい。重賞80勝は歴代16位だが、当時と今では重賞の数が違いすぎる。当時は、大御所保田隆芳に次ぐ2位だったのだ。騎乗数に対する重賞の勝率では、歴代4位という素晴らしさ。大レースに強かった。ちなみに上位3人は、保田、ユタカ、アンカツである。本当にうまい人だったなぁ。 合掌。
 *調教師としても何頭かのGⅠ馬を出したが、今週の関屋記念に出走するアルマディヴァンの父メジロベイリーもその1頭。うん、アルマディヴァンからワイド総流しをやってみるか。

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