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M・アリとカネヒキリ 

 20世紀最高のスポーツ選手ともいわれた元世界ヘビー級チャンピオンのモハメッド・アリが亡くなった。プロモーターやジム会長任せのボクサーではない、自立した個人としての世間への挑発的な発言は、その華麗なボクシングスタイルとともに革命を起こしていった。「戦争でベトナム人を殺す理由は私にはない」として徴兵を拒否。これは、1スポーツ選手が公然と国に対して反逆を試みた勇気ある発言だった。差別撤廃、平和と平等の社会を!と訴えた。私もファンの一人だった。王座をはく奪されたが、無罪となり、1974年に王座に復帰した伝説の一戦は当時の絶対王者、ジョージ・フォアマンへの挑戦。ゾウをも倒すといわれたフォアマンのパンチをうまく殺し、一瞬のスキを突いた鋭いショートパンチでKOした。世間が予想した劣勢を翻したこの勝利は「キンシャサの奇跡」と呼ばれた。ご存知馬の「キンシャサノキセキ」は、ここからきているのだ。
 馬では、種牡馬として活躍していたカネヒキリも亡くなった。14歳だった。カネヒキリは、ディープインパクトの同期で、同じ金子オーナーの持ち馬であったことから、「砂のディープ」と呼ばれた。主たるダートGⅠを勝ちまくった。そして、重度の屈腱炎で1年4か月休養した後、奇跡の復活を果たし、JCダートや東京大賞典を制した。絶頂期のヴァ―ミリアンに勝ったことで、ダート部門では最強馬の1頭として評価されている。M・アリもカネヒキリも大きな挫折の後、不屈の精神で復活したチャンピオンだった。さて、明日の日曜日は、キンシャサノキセキとカネヒキリの子供を応援してみようかな。

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