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ステイヤーの保護 

 新人騎手藤田菜七子が苦戦している。川崎、中山、高知で22戦して未勝利。新人としては恵まれているが、現実は厳しい。プロ野球でも、高卒新人の野手では開幕からレギュラーで出られたのはわずか4人と記憶している。フィーバーに巻き込まれて辛いだろうが、長い目で見守ってやることだ。
 さて、今週は阪神大賞典。数少ない3000m級のステイヤー向きのレースだ。JRAの番組体系で平地芝の重賞を距離別にを見てみると、1000m1、1200m12、1400m9、1600m27、1800m18、2000m23、2200m7、2400m7、2500m4、3000m2、3200m1、3400m1,3600m1となっている。1600m~2000mまでが断然多く、その合計は全体の60%になる。更に1200mと1400mも加えると79%になり、JRAの競馬は2000mまでが主流といえる。20年前とそんなに変わってはいないが、中では1600mのレースが20年前より9レース増えているのが目立つ。GⅠレースでもマイルは8レースと、GⅠ全体の36%を占めている。これらは、世界的な傾向なのだろうが、それを一概に進歩と捉えていいものか、ためらいがある。競走馬には、得意分野があって、どの馬も1600m~2000mを得意としているわけではない。しかし、こういう番組体系では、生産者も仕上がり早のスピード血統を求め、それに見合った配合を考えてしまう。血統の偏りである。長距離戦には、長い距離をどれだけ我慢して走り切るかという大きな命題がある。そんな得意分野を持つステイヤーを花開かせるために長距離戦は存在するべきなのだ。3000m以上の重賞はわずか5レース。全重賞の4%にしか過ぎない。しかし、メジロマックイーンがいなければ、オルフェーヴルもゴールドシップも現れなかったのだから、ステイヤーを守り、育てることは大事な役割だと思うのである。

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