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 2013年07月 

七冠馬? 

 少し前にロードカナロアの2階級制覇について書いた。古馬GⅠで1200mと1600mを勝ったのは史上6頭目と書いた。読者からマスコミでは7頭目と書いているのがあるが、どちらが正しいのか、という質問だ。答えはどちらも正しい。私は古馬GⅠと書いた。一部マスコミはただ単に7頭目とした。つまり、2歳GⅠを入れているのだ。その馬はニシノフラワーで阪神JFとスプリンターズSを勝った。だが、2歳のGⅠは、キャリアが浅い馬同士。1勝馬でも勝つことがあり、あくまで参考記録というのが妥当だろう。
 ついでに、マスコミ表現で「七冠馬」というのがあるが、一つの冠を2勝した馬も含んでいる。つまり、シンボリルドルフの有馬記念2勝や、テイエムオペラオーの春天2勝、さらにウオッカの安田記念2勝である。一般的には、1つの冠で1冠と考えるほうが普通だと思う。七冠というよりは、GⅠ7勝馬といったほうがすっきりする。
本物の七冠馬は、ディープインパクトだろう。制したのは、牡馬三冠と、天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念とすべて違う冠である。これが正真正銘の七冠馬である。
 ところで、五冠というのは、シンザンに対して贈られた言葉である。それまでの三冠に、当時最高峰の天皇賞と有馬記念を加えて贈られたものだ。これに対して、シンザンは宝塚記念も勝っているから六冠だという人がいる。しかし、当時の宝塚記念は、4頭立てがあったり、賞金も桜花賞や中山大障害より低かったりと、評価は下で、当然八大競走にも入っていない。六冠に入れるのには無理がある。歴史はしっかり見据えないと、あちこちで異説がまかり通ってしまうから要注意である。